weekly magazine
WEEKLYマガジン 2020年12月27日号
アップルが目指すのは自動車インターネットがもたらす広大なサービス市場
What Apple Would Want From the Auto Market. It’s Not About Making Cars
自動車メーカーになる戦略は見込み薄
新ETFはナスダック100への昇格有望銘柄がターゲット
New ETF Is Targeting Companies That Could Join the Highflying Nasdaq 100
Next Gen100は革新的で成長が見込める中型株で構成
ARKのETFが市場を席巻、投資家にとって意味するものとは
ARK ETFs Are More Popular Than Ever. What It Means for Investors
大量の資金が流入する一方、その過熱ぶりに懸念の声も
今週の予定
QuantumScape is One of the Most Valuable Stocks in the Car Industry
クアンタムスケープが急伸、自動車関連銘柄の時価総額で大手上回る
読みどころ
2020年12月27日
先週の主要株価3指数は、ナスダック総合指数のみが火曜日に最高値を更新。週間ではダウ工業株30種平均(NYダウ)とナスダックがそれぞれ+0.1%、+0.4%の小幅続伸、S&P500指数は-0.2%の小幅安となった。24日はクリスマスの休日を翌日に控え、午後1時までの短縮取引。
1番「カバー」は、クルーズ船、宿泊、カジノなどのレジャー関連の6銘柄を紹介している。銘柄は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)収束に伴い活況が予想されるウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツ<WH>やノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス<NCLH>などだ。
3番「インタビュー」は、ミネアポリス連銀総裁のニール・カシュカリ氏に話を聞いた。この人はゴールドマン・サックス出身で、2014年にはカリフォルニア州知事選にも出馬した。また、この連銀があるミネソタ州は最も社会的格差の大きい地区で、それを踏まえたやり取りが興味深い。
4番「一般消費財」は、オンラインフィットネス関連株の記事だ。自宅フィットネスのペロトン・インタラクティブ<PTON>の株価は年初来473%の上昇だ。またフィットネスマシン販売のノーチラス<NLS>の株価はこの1年で10倍に化けた。一方でこの分野には巨大プラットフォーマーが参入の機会を狙っている。さらにバリュエーションの高い今の新規株式公開(IPO)を通じて業容急拡大を狙う未公開企業も多い。
5番「米国株式市場」は小型株指数ラッセル2000の話題だ。同指数は先週を含めて8週連続で上昇した。この間に30%上昇し、NYダウの14%、S&P500指数の13%、ナスダック総合指数の17%を大きく上回っている。
6番「ファンド」は、米証券取引委員会(SEC)によるレバレッジドファンドの規制の問題だ。SECの新規則は、デリバティブを通じた潜在的なベンチマークのエクスポージャーが2倍(2x)の新たなファンドの設定を今後も認めるが、エクスポージャーが3倍(3x)のファンドの新設は禁じる。
7番「ハイテク」は、自動運転電気自動車(EV)への参入が報道されたアップル<AAPL>の話題だ。同社が2024年に自動運転が可能なEV「iCar」を発売する可能性があるとの先週の報道を受けて、同社の株価は上昇し、21日の安値から23日の終値までの間に時価総額は約1450億ドル増加した。
8番「ETF」では、ナスダックNext Generation 100指数について説明している。同指数はナスダックに上場する非金融銘柄のうち、ナスダック100指数構成銘柄に次ぐ時価総額上位101位から200位の企業で構成される。投資家はインベスコ・ナスダックNext Gen 100 ETF(上場投資信託)<QQQJ>を通じてこの指数に投資することができる。このETFは10月に設定されて以来、わずか2カ月で5億ドルの資産を集めた。
9番も「ETF」で、今年の運用パフォーマンスおよび資金流入の両面で大成功を収めているARKインベストメンツのETFについてだ。
10番はEV向けバッテリー製造のクアンタムスケープ<QS>の話題だ。同社の株価はこの1週間で70%近く上昇し、11月後半の株式公開以来390%上昇した。
先週の主要株価3指数は、ナスダック総合指数のみが火曜日に最高値を更新。週間ではダウ工業株30種平均(NYダウ)とナスダックがそれぞれ+0.1%、+0.4%の小幅続伸、S&P500指数は-0.2%の小幅安となった。24日はクリスマスの休日を翌日に控え、午後1時までの短縮取引。
1番「カバー」は、クルーズ船、宿泊、カジノなどのレジャー関連の6銘柄を紹介している。銘柄は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)収束に伴い活況が予想されるウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツ<WH>やノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス<NCLH>などだ。
3番「インタビュー」は、ミネアポリス連銀総裁のニール・カシュカリ氏に話を聞いた。この人はゴールドマン・サックス出身で、2014年にはカリフォルニア州知事選にも出馬した。また、この連銀があるミネソタ州は最も社会的格差の大きい地区で、それを踏まえたやり取りが興味深い。
4番「一般消費財」は、オンラインフィットネス関連株の記事だ。自宅フィットネスのペロトン・インタラクティブ<PTON>の株価は年初来473%の上昇だ。またフィットネスマシン販売のノーチラス<NLS>の株価はこの1年で10倍に化けた。一方でこの分野には巨大プラットフォーマーが参入の機会を狙っている。さらにバリュエーションの高い今の新規株式公開(IPO)を通じて業容急拡大を狙う未公開企業も多い。
5番「米国株式市場」は小型株指数ラッセル2000の話題だ。同指数は先週を含めて8週連続で上昇した。この間に30%上昇し、NYダウの14%、S&P500指数の13%、ナスダック総合指数の17%を大きく上回っている。
6番「ファンド」は、米証券取引委員会(SEC)によるレバレッジドファンドの規制の問題だ。SECの新規則は、デリバティブを通じた潜在的なベンチマークのエクスポージャーが2倍(2x)の新たなファンドの設定を今後も認めるが、エクスポージャーが3倍(3x)のファンドの新設は禁じる。
7番「ハイテク」は、自動運転電気自動車(EV)への参入が報道されたアップル<AAPL>の話題だ。同社が2024年に自動運転が可能なEV「iCar」を発売する可能性があるとの先週の報道を受けて、同社の株価は上昇し、21日の安値から23日の終値までの間に時価総額は約1450億ドル増加した。
8番「ETF」では、ナスダックNext Generation 100指数について説明している。同指数はナスダックに上場する非金融銘柄のうち、ナスダック100指数構成銘柄に次ぐ時価総額上位101位から200位の企業で構成される。投資家はインベスコ・ナスダックNext Gen 100 ETF(上場投資信託)<QQQJ>を通じてこの指数に投資することができる。このETFは10月に設定されて以来、わずか2カ月で5億ドルの資産を集めた。
9番も「ETF」で、今年の運用パフォーマンスおよび資金流入の両面で大成功を収めているARKインベストメンツのETFについてだ。
10番はEV向けバッテリー製造のクアンタムスケープ<QS>の話題だ。同社の株価はこの1週間で70%近く上昇し、11月後半の株式公開以来390%上昇した。
- 【編集人】川田 重信
- 大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。