weekly magazine

WEEKLYマガジン 2021年1月10日号

民主党が力を握る中、新たな機会とリスクが浮上

New Opportunities and Risks Arise for Investors as Democrats Take Power

バイデン政権下で注目の銘柄とETF

ESGに全力で取り組むウォルマート

Walmart Throws Its Weight Behind ESG

長年のESG問題企業が方向転換

古き良き物

Oldies but Goodies: Some Century-Old Stocks Still Deliver

100年前から生き残っている企業

コロナ禍はやがて終わるが、回復にはかなり時間がかかる可能性

The Covid Crisis Will End. The Recovery May Take a Lot Longer.

世界銀行のチーフエコノミストに話を聞く

2020年退職者向けターゲット・デート・ファンドは2020年に好調

Target-Date 2020 Funds Did Well in 2020. Here’s Why

その背景とは?

アマゾン、テスラに続く長期グロース株の見つけ方

How to Find the Next Long-Term Growth Companies

創業者企業への長期投資で実績を上げるナンシー・ゼーベンバーゲン氏に聞く

市場に必要なのは冷静になるための「調整局面」

What The Market Needs Now Is a Good Correction

政治・経済両面の悪材料を無視した株式市場は浮かれ過ぎか

高まる大手ハイテク企業の規制リスク

The Risks Are Rising for Big Tech

SNSへの規制強化は時間の問題か?

債券利回りの上昇は株式市場の問題となる可能性がある

Bond Yields’ Jump Could Be a Big Problem for Stocks

トリプルブルーで債券利回りが1%の節目を突破

今週の予定

A Gadget-Fest by Laptop: CES Goes Virtual

コンシューマー・エレクトロニクス・ショーがバーチャルで開催

読みどころ

2021年1月10日
先週の主要株価3指数は、そろって金曜日に過去最高値を更新した。S&P500指数は1.8%高、ダウ工業株30種平均(NYダウ)は1.6%高、ナスダック総合指数は2.4%上昇した。S&P500は2週続伸、ダウとナスダックは4週続伸となった。なお、小型株のラッセル2000指数はその3指数を圧倒する5.9%高となり、1987年以来の好スタートを切った。

1番「カバーストリー」は、民主党がホワイトハウス、上院、下院を制したバイデン政権のもとでの市場への取り組み方だ。国内政策はより予測しやすく、貿易関係はより円滑になり、経済復活のための追加的な取り組みがなされるだろう。検討している投資対象は小型株、クリーンエネルギー、景気循環銘柄等だ。

2番「注目銘柄」はウォルマート<WMT>を取り上げている。とりわけESGへの取り組みを特集している。かつてはESGに関しては問題企業であったが、いまは真剣に課題に取り組む企業に変わりつつある。その結果、サステナビリティ(持続可能性)を銘柄選定の要素に組み込んでいる多くの運用会社がウォルマートを投資禁止銘柄リストから外したのみならず、ポートフォリオに加え始めている。

3番「フィーチャー」は、100年前から生き残っている企業4社に焦点を当てている。NYダウの過去100年間の年率リターンは10%を超えているが、多くの企業が買収または売却されるか破綻するなどして消え去った。記事で取り上げているのは、過去100年で年率5%のUSスチール<X>の他に、ゼネラル・エレクトリック<GE>、ユニオン・パシフィック<UNP>、アルトリア・グループ<MO>だ。

4番「インタビュー」は、世界銀行のチーフエコノミストのカーメン・ラインハート氏へのインタビューだ。ケネス・ロゴフ氏との共著『国家は破綻する‐金融危機の800年』はベストセラーになった。

5番「ファンド」は、2020年退職者向けターゲット・デート・ファンド(TDF)だ。2020年ターゲットのTDFの平均リターンは、モーニングスター・ダイレクトのデータによれば、2020年末で10.8%であり、株式配分が50%~70%のバランス型ファンドの11.7%を1%ポイント下回った。このコンセプトの商品は日本でも販売されているが残高は多くない。

6番「インタビュー」は、ゼーベンバーゲン・キャピタル・インベストメンツのナンシー・ゼーベンバーゲン氏へのインタビューだ。このファンドは抜群にパフォーマンスが良い、ポートフォリオも魅力的なので銘柄選択として参考になる。

8番「ハイテク」は大手ハイテク企業の規制リスクの話題だ。州および連邦政府がフェイスブック<FB>とアルファベット<GOOGL>傘下のグーグルを相手取って訴訟を起こすケースが増えており、SNS企業とその株主へのリスクが高まっている。ただし投資家の危機意識は薄いと指摘する。

10番はコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の話題だ。今月11日から、テレビ、スマートフォン、車、ウエアラブル端末など電子機器の見本市であるCESが開催される。昨年はラスベガスで開催されて160カ国以上の国々から17万人以上が参加したが、今年はバーチャルで開催される。
【編集人】川田 重信
大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。

2021年1月17日号の読みどころ

2021年1月10日号の読みどころ

ランキング

ranking
  1. Welcome to the Roaring ’20s, but Maybe Not for Stocks, Our Experts Say
  2. With Rare Speed, Gene Editing Emerges as Biotech’s New Cutting Edge
  3. Fear Comes to the Stock Market. What Comes Next.
  4. Buy Zoom Video Stock, Analyst Says. It’s Just Too Cheap Right Now.
  5. As U.S. Fights Today’s Problems, Tomorrow’s Inflation Starts to Stir
  6. Jeremy Grantham’s Bubble Forecast Is an Outlier. Is He Right?
  7. Presidents Don’t Influence the Economy as Much as You Might Think
  8. The Stock Market Can’t Get Much Better From Here. Why a Correction Could Be Coming.
  9. Tesla Delivers First Chinese Built Model Ys. Here’s What That Means.
  10. Want to Use ETFs to Play Biotech? Choose Wisely.