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WEEKLYマガジン 2022年6月19日号

本格的な反発の前にもう一押しある可能性

The Stock Market Is Going to Get Worse Before It Gets a Lot Better

今後は業績予想の引き下げと株価収益率の低下に注意

資産運用会社は割安株

Stocks Won’t Sink Forever. Here Are Cheap Plays on the Market’s Recovery

市場はいずれ回復する

経済はハードランディングに向かっている

Ex-Treasury Secretary: Economy Is Headed for a Hard Landing

サマーズ元財務長官に聞く

2022年の女性ファイナンシャルアドバイザー100人

The Top 100 Women Financial Advisors of 2022

業界も多様化

大手製薬会社が大手バイオテクノロジー会社へ変貌

The Days of Big Pharma Are Over. What the Era of Big Biotech Means

価格設定と科学的進歩によりビジネスモデルが変化

インフレ高進下での資金運用術

What to Do With Your Cash as Inflation Rises

三つの使途を想定

壁に突き当たった米住宅業界

Housing Just Hit a Wall. What’s Next for Prices, Brokers, and Builder Stocks

仲介業者株、建設業者株の見通し

オラクルはハイテク株投資家の隠れた逃避先

As Tech Stocks Crater, Oracle Offers A Good Place to Hide

株価が下落する中でクラウド企業への移行は着実に進行

FRBのタカ派転換とガイダンスに矛盾

The Fed’s Guidance Clashes With Its Hawkish Turn

真意がつかみにくいメッセージ

今週の予定

A Quant Shop Builds a Basket of Stocks That Track Inflation

インフレと相関関係のあるポートフォリオを紹介

読みどころ

2022年6月19日
カバーはいつも後半に掲載される「米国株式市場」だ。先週の記録的な下落で居場所が変わったのだろう。企業の業績予想の引き下げが株価収益率(PER)の低下を伴うことで相場の重しになるのではないかとの見立てだ。

2番「注目銘柄」は資産運用会社の推奨だ。多くの運用会社の株価の下落率はS&P500指数のそれを上回っており、予想利益の10倍以下で取引されているため、運用各社に勝機を見いだしている。銘柄はブラックロック<BLK>、ティー・ロウ・プライス・グループ<TROW>、インベスコ<IVZ>、アライアンス・バーンスタイン・ホールディング<AB>、フランクリン・リソーシズ<BEN>などだ。

3番は著名経済学者であるローレンス・H・サマーズ氏へのインタビューだ。彼はハーバード大学の名誉学長だが、クリントン政権では財務長官、オバマ政権では国家経済会議(NEC)委員長なども務めた。今回の連邦準備制度理事会(FRB)の対応には早い時期から極めて批判的だったが、見立て通りになった現状を見て、今何をわれわれに教えてくれるのか?

4番は「2022年の女性ファイナンシャルアドバイザー100人」だ。これが本来のカバー記事だったかもしれない。白人男性が大勢だったこの業界で、女性やマイノリティーの進出が目覚ましい。記事は女性アドバイザーの活躍の実態やその可能性を探っている。日本でもこの傾向が顕著になれば資産形成の在り方にも変革が起きるかもしれない。そんな期待を抱かせる内容だ。

5番は「大手製薬会社が大手バイオテクノロジー会社へ変貌」だが、非常に大切なことを伝えている。最大手クラスの製薬会社は過去何十年もかけて高価で複雑、そして往々にして希少疾患向けの医薬品を販売する大手バイオテクノロジー会社へ変貌してきた。記事はこの間の経緯を詳しく解説し今後の医薬品銘柄への投資姿勢を教えてくれる。銘柄はファイザー<PFE>、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>などだ。

6番は「インフレ高進下での資金運用術」だ。直近のインフレ高進ではこの間の金利上昇も追い付かない。個人の手元キャッシュはどのように運用するのが賢明なのか?日本人がドルで運用する場合には為替のリスクが伴うが、ドル建てだけで考えて運用効率を追求するなら大いに参考になるだろう。

7番「投資戦略」は「壁に突き当たった米住宅業界」だ。ホームエクイティ(住宅の時価から住宅ローン残高を引いた金額)が過去最高を記録しているという。では、この状況下で住宅銘柄にはどう対処すべきなのか?

8番はオラクルだ。Barron'sは昨年2月にこの銘柄をカバー記事で取り上げた。その後に株価は順調に上昇し、Barron’sの面目躍如だったが、昨年末からは他のハイテク株と同様に下げている。それでも強気見通しを維持する根拠を解説している。

9番「経済政策」ではFRBの金融政策の一貫性の欠如を指摘し、先行きに悲観的な見方を紹介している。

10番前段のコラムは、インフレ期でも魅力的な投資対象を機械学習ツールが選択した結果だ。
【編集人】川田 重信
大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。

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