2022年9月18日（日）

1番「カバーストーリー」は、動画配信大手ネットフリックス＜NFLX＞と娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー＜DIS＞の、今後の動画配信サービスの営業戦略に関する詳細な検討だ。株価回復は間もなく開始予定の広告付き動画配信プランに懸かっている。ネットフリックスの目標は、失われた加入者を割安なプランによって取り戻すことで、ディズニーが運営するディズニープラスは最近のケーブルテレビ解約の加速を相殺することを目指している。

２番「フィーチャー」は恒例の独立系投資アドバイザーランキングだ。日本でもIFA（金融商品仲介業者）に注目が集まるが、米国では日本でいうIFAと登録投資顧問業者（RIA）が一緒になって顧客サービスにしのぎを削る。米国の証券アドバイスビジネスの規模と活況ぶりには毎回感心する。

3番「インタビュー」は機関投資家向けのデータ分析を提供する会社の最高経営責任者（CEO）イエンス・ノードビック氏だ。トピックは米国の金融政策の見通し、欧州情勢などだが、強いドルは今後も強い理由などが印象に残った。

４番「コラム」は、先週の市場下落の引き金になった米消費者物価指数（CPI）と９月21日に予想されるFF金利の引き上げとその幅について。

7番「経済政策」は現在の高インフレへの多角的な分析だが、今回のインフレ高進に楽観は禁物というのが基本メッセージだ。

9番「インカム投資」は、短期金利の上昇で短期の債券投資に妙味が出てきたと指摘。具体的な投資対象もたくさん紹介している。

10番「経済スケジュール」のコラムは欧州の天然ガス価格の分析だ。この冬の備蓄は充足しているが、来年分が足りない。