2022年10月30日（日）

1番「カバーストーリー」は間近に迫る中間選挙の予想と選挙後の政策の争点だ。現時点の予想では、下院は共和党が優勢だが上院では拮抗（きっこう）している。そして株式市場にとってのベストな結果は「ねじれ議会」だ。大規模な立法措置や財政支出の可能性が著しく低下するからだが、一方で政府閉鎖や瀬戸際戦術のリスクが高まることも意味する。

2番「注目記事」はクレジットカード会社のビザ＜V＞だ。ファンダメンタルズから見ればかなり割安に放置されている。

3番「フィーチャー」は中央銀行デジタル通貨（CBDC）の直近のアップデート。目先の投資テーマにはなりにくいが、長期的視点での定点観測は必要だろう。

4番「コラム」は金融政策の転換点を探る記事。先週は株式市場が上昇し、ドルは少し下落した。この動きと政策金利の関係を探る。

6番「ハイテク」は株価が大きく下げているメタ＜META＞を詳細に分析する。なぜ株価がこれほど下落したのか、そしてどうすれば同社は立ち直ることができるか。記事は多角的に分析し提言もしているが、経営陣は聞く耳を持っていないようだ。

7番「経済政策」はインフレや景気動向に大きな影響を与える住宅価格の分析。M2（通貨、預金、投信残高を含むマネーサプライの計測値）と住宅価格の相関を解説している。

8番「コラム」は中間選挙と株価の相関について。歴史的には中間選挙の後は良好な株価パフォーマンスになることが知られている。そして今回と状況が似ているのはいつ？

10番「経済スケジュール」のコラムは、バークシャー・ハサウェイ＜BRK.A＞の時価総額が他のトップ銘柄に追いつき追い越せの勢いだと指摘。同社は11月5日が決算発表予定で、潤沢な現金の使い道に注目が集まりそうだ。