weekly magazine
WEEKLYマガジン 2022年12月18日号
一見好調のゲーム会社ロブロックスに死角あり
Roblox Has 57 Million Daily Users, Half Under 12. What Could Go Wrong?
株価が2回にわたり急落
世界経済の成長が鈍化する中、基金の運用も転機に
Endowment Holdings Face a Shake-Up as Global Growth Slows
小規模財団向けの委託運用を行うリンチ氏に聞く
FRBの政策ミス、株式市場に打撃も
The Fed Is Making a Mistake—and the Stock Market Will Pay the Price
過剰なインフレ対応で景気後退に陥る恐れ
2023年、原油価格の大幅上昇は望めず
Why You Shouldn’t Expect Another Breakout Year for Oil Prices
クリーンエネルギー台頭と景気後退が逆風に
読みどころ
2022年12月18日(日)
1番「カバーストーリー」は、ストラテジストによるマーケット予想だ。参加者の総意は、株式市場は来年、リセッション(景気後退)に先立って下落した後、2024年の見通しが改善するにつれて反発するが、変わらないのは米連邦準備制度理事会(FRB)の支配的な立場ということだ。8人のストラテジストの中で一番強気なのは独立系の著名ストラテジストのエドワード・ヤルデニ氏で、2023年末のS&P500指数を4800と見立てている。
2番「フィーチャー」はBarron’s誌の特選10銘柄だ。S&P500指数のパフォーマンスは2008年以降で最悪の年となりそうだが、昨年末に選好した今年の10銘柄はバリュー主体でパフォーマンスは悪くない。来年の選好銘柄はアルコア<AA>、アルファベット<GOOGL>、バンク・オブ・アメリカ<BAC>などだ。
3番「フィーチャー」はクルマを作らないEVメーカーの紹介だ。銘柄はフィスカー<FSR>、ポールスター・オートモーティブ・ホールディング<PSNY>、ソノ・グループ<SEV>などのEVスタートアップ企業だ。ただし、株価や時価総額を見ると個人投資家の投資に適した銘柄ばかりではない。一番確実なのは生産を受託するカナダの大手自動車部品メーカーのマグナ・インターナショナル<MGA>だという。
4番「投資戦略」はビデオゲーム会社のロブロックス<RBLX>だ。株価は11月に予想を上回る損失を発表した時に21%、11月の売上高の伸びが鈍化したと発表した12月15日に16%と、2回の急落を経験している。
7番「コラム」では来年の原油価格を占っている。エネルギー市場を動かす要因はロシア、水素そして核融合だという。ただし核融合については、実用化までの道のりはまだ遠いと見るのが現時点でのコンセンサスだ。
8番「ハイテク」は、来年もハイテク銘柄が低迷する可能性とその理由を列挙。もしそうなら3年連続して下落した2000年から2002年以来の出来事になる。
9番「インカム投資」は下落の大きかった債券市場を振り返り、来年はその反動もあり高パフォーマンスが期待できるという。
10番「経済スケジュール」のコラムはイーロン・マスク氏が最高経営責任者(CEO)を務める宇宙開発会社スペースXだ。同社は未上場だが、その企業価値は防衛・航空宇宙関連企業のロッキード・マーチン<LMT>を超えることになるという。
1番「カバーストーリー」は、ストラテジストによるマーケット予想だ。参加者の総意は、株式市場は来年、リセッション(景気後退)に先立って下落した後、2024年の見通しが改善するにつれて反発するが、変わらないのは米連邦準備制度理事会(FRB)の支配的な立場ということだ。8人のストラテジストの中で一番強気なのは独立系の著名ストラテジストのエドワード・ヤルデニ氏で、2023年末のS&P500指数を4800と見立てている。
2番「フィーチャー」はBarron’s誌の特選10銘柄だ。S&P500指数のパフォーマンスは2008年以降で最悪の年となりそうだが、昨年末に選好した今年の10銘柄はバリュー主体でパフォーマンスは悪くない。来年の選好銘柄はアルコア<AA>、アルファベット<GOOGL>、バンク・オブ・アメリカ<BAC>などだ。
3番「フィーチャー」はクルマを作らないEVメーカーの紹介だ。銘柄はフィスカー<FSR>、ポールスター・オートモーティブ・ホールディング<PSNY>、ソノ・グループ<SEV>などのEVスタートアップ企業だ。ただし、株価や時価総額を見ると個人投資家の投資に適した銘柄ばかりではない。一番確実なのは生産を受託するカナダの大手自動車部品メーカーのマグナ・インターナショナル<MGA>だという。
4番「投資戦略」はビデオゲーム会社のロブロックス<RBLX>だ。株価は11月に予想を上回る損失を発表した時に21%、11月の売上高の伸びが鈍化したと発表した12月15日に16%と、2回の急落を経験している。
7番「コラム」では来年の原油価格を占っている。エネルギー市場を動かす要因はロシア、水素そして核融合だという。ただし核融合については、実用化までの道のりはまだ遠いと見るのが現時点でのコンセンサスだ。
8番「ハイテク」は、来年もハイテク銘柄が低迷する可能性とその理由を列挙。もしそうなら3年連続して下落した2000年から2002年以来の出来事になる。
9番「インカム投資」は下落の大きかった債券市場を振り返り、来年はその反動もあり高パフォーマンスが期待できるという。
10番「経済スケジュール」のコラムはイーロン・マスク氏が最高経営責任者(CEO)を務める宇宙開発会社スペースXだ。同社は未上場だが、その企業価値は防衛・航空宇宙関連企業のロッキード・マーチン<LMT>を超えることになるという。
- 【編集人】川田 重信
- 大和證券入社後1986年から米国株式を中心に外国株式の営業活動に従事。ペインウェバー(現UBS)証券を経て2000年にエグゼトラストを設立。神戸大学経営学部卒業 米国ロチェスター大学MBA。